ソラマメブログ

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2009年04月23日

4枚の葉を作る その1 構想と準備

今回は以下のような4枚の葉を1プリムで作ります。


葉の下絵として,以下のような写真を準備してください。

※葉の縁にぎざぎざがありますが,縁のなめらかな葉になることを許してください。

これを使って以下のような手順で形とテクスチャを作成しましょう。
1)ROKUROモードで4枚の大まかな形を作る
2)MAGEモードで4枚の葉の接続位置をずらす
3)WAPPAモードで葉の大まかな形を作る
4)MAGEモードで接続の調整をする
5)TSUCHIモードで葉の形を調整する
6)一旦保存する
7)保存したスカルプと下絵を使ってSOMATOでテクスチャを作る
8)TATARAにSOMATOで作ったテクスチャを読み込む
9)MAGEモードで葉の厚みを薄くする
10)TSUCHIモードで葉の形を調整して再配置する

では,始めましょう。

初期の形はデフォルトの32x32のSphereですので,変更しなくてよいです。

大まかな形を作るためにGridとLevel of Detailを指定します。
ViewメニューのGridで8を指定します。

そして,ViewメニューのLevel of DetailでMiddleを指定します。

これにより丸い形で表示されるコントロールポイントは自動的に再配置されます。

以下の画像の赤で囲まれたコントロールポイントを選択します。


これらを等間隔に並べます。ショートカットのCtrl+Dを使います。
あるいは右クリックで表示されるポップアップメニューのEqual Intervalsを選択します。


すると,以下のようになります。


上の画像で赤で指定されたコントロールポイントを動かして,以下のように配置します。


そして,以下の図のように横に拡大します。


すると4枚の円盤ができました。これを編集して4枚の葉にします。


次回は葉の形を編集します。

  


Posted by Yuzuru Jewell at 08:35T09 4枚の葉を作る

2009年04月23日

4枚の葉を作る その2 葉の形を作る

以下のような4枚の葉を1プリムで作っています。


4枚の円盤から葉の形にします。
このままだと4枚の葉の継ぎ目が葉の真ん中になります。
それを目立たなくするためにつなぎ目の位置をずらします。
葉の位置を確認するためにViewメニューのLoad Backgroundで下絵を読み込みます。


MAGEタブを選択し,赤で囲まれたコントロールポイントを選択してそれらを移動します。


以下の位置まで移動します。


WAPPAタブを選択し,”>”ボタンをクリックして,一番大きな断面が表示される50に切り替えます。


ViewメニューのLoad Backgroundで下絵を読み込みます。


ViewメニューのGridで1を選択します。


以下の画像の赤の矢印のようにコントロールポイントを移動します。葉の縁のぎざぎざは作ることができませんので,下絵より少し内側にコントロールポイントを配置してください。

丸いコントロールポイントは自動的に再配置されます。

MAGEタブを選択すると,つなぎ目が太くなっています。
これは,WAPPAタブの編集でこれらが再配置されたからです。
赤で指定されたコントロールポイントを選択して移動します。

以下のようにそれらを再配置してください。


より細かく編集するためにViewメニューのLevel of DetailでNearを選択します。


TSUCHIタブを選択し編集ペインの右下のXYボタンを押します。


葉の縁の丸いコントロールポイントを移動します。
これらのコントロールポイントは12個のコントロールポイントが重なっているので,必ず範囲指定で選択してください。


以下のように再配置してください。


これで重なっていますが葉の形ができました。
FileメニューのSaveを選択してこれを一旦保存します。


TATARAはSOMATOで作業した後で続きをしますので終了しません。
次回は,保存したスカルプマップファイルを使ってSOMATOでテクスチャを作ります。
  


Posted by Yuzuru Jewell at 11:35T09 4枚の葉を作る

2009年04月24日

4枚の葉を作る その3 テクスチャを作る

以下のような4枚の葉を1プリムで作っています。


今回はTATARAを起動したままSOMATOでテクスチャを作ります。

SOMATOを起動して,FileメニューのLoad Sculpt/OBJを選択して,先ほど保存したスカルプマップファイルを読み込みます。


次に,SourceメニューのLoadを選択して,下絵を読み込みます。


”1”ボタンをクリックして,TSUCHIモードのXYボタンをクリックしたときと同じ配置にします。

TATARAとSOMATOを使うとテクスチャの位置調整をする必要がありません。
これがこれらを使うメリットです。

4枚の葉は重なっていますので,これをまとめてテクスチャを作ります。
Bake TypeのX-rayを選択してBakeボタンをクリックします。


以下のように葉のテクスチャができました。


TextureメニューのSaveを選択し,完成したテクスチャを保存します。


このように1つの下絵で形とテクスチャを作ることが簡単にできます。
テクスチャを作った後で,葉の厚みを変えたり,葉の位置を再配置してもテクスチャがずれることはありません。

もしも葉の裏側に別のテクスチャを指定したいときには,表と同じサイズで同じ形のテクスチャを作り,SOMATOで同様の作業をして2つのテクスチャを1つにする作業をします。

次回は,このテクスチャをTATARAに読み込んで,葉の厚みを薄くし,再配置します。  


Posted by Yuzuru Jewell at 08:35T09 4枚の葉を作る

2009年04月24日

4枚の葉を作る その4 TATARAで再配置

以下のような4枚の葉を1プリムで作っています。


TextureメニューのLoadを選択しTATARAにSOMATOで作ったテクスチャを読み込みます。


MAGEタブを選択して下図のように赤で囲まれた一番上の葉を選択します。


右クリックで表示されるポップアップメニューのHorizontal Alignを選択します。


すると,以下のように一番上の葉が薄くなりますが,テクスチャはずれません。

同様に残りの3枚の葉を薄くします。

次に,TSUCHIタブを選択して編集ペインの右下にあるXYボタンをクリックします。

ショートカットCTRL+Aで全てのコントロールポイントを選択し,下図のように編集範囲の右上のコントロールポイントをドラッグして小さくします。
 
下絵の元の縦横比になるように幅が編集画面の半分以下のサイズになるまで小さくします。
 

下絵が邪魔になるので,ViewメニューのDisp Backgroundのチェックを外し下絵を非表示にします。


下図のように全体を右の真ん中に移動します。


編集ペイン左下のXZボタンをクリックし,赤で囲まれた上から二番目の葉を選択します。


編集ペインの右下にあるXYボタンをクリックし,以下の図のように選択されたコントロールポイントを回転します。


同様に上から3番目と4番目の葉も回転すると以下のようになります。

プレビューは以下のようになります。


さらにTSUCHIとBitmapのコピー&ペースト機能をを組み合わせて編集すれば,葉に丸みを持たせたり,向きを変えたりすることができます。

最後に,EditメニューのMaximizeを選択し,プリムの最大サイズを利用します。


そして,FileメニューのSetupでTGAファイルのサイズを64x64にし,Copyprotect by transparentをチェックして ,FileメニューのSaveを選択し,スカルプマップファイルを保存します。


次回はアップロードします。


  


Posted by Yuzuru Jewell at 11:35T09 4枚の葉を作る

2009年04月25日

4枚の葉を作る その5 インワールドへ

これまでTATARAとSOMATOで作った葉をインワールドにアップロードします。

アップロードするときには,まとめてアップロードしてはいけません。必ず一つづつアップロードします。


まずはスカルプマップファイルをアップロードします。プレビューで確認し,Use lossless compressionにチェックを入れます。


次に,テクスチャーをアップロードします。


これらをプリムに適用して完成です。


毎週土曜日の深夜23:30よりNagasaki Cityでライブチュートリアルをしています。是非おいで下さい。

  


Posted by Yuzuru Jewell at 08:35T09 4枚の葉を作る