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2009年05月26日
マグカップを作る その1 手順と下書き
今回は以下のようなマグカップを作ります。

このマグカップの特徴はカップの部分に段があることと,とっての部分の断面が楕円形なことです。
このテクスチャはSOMATOを使います。
全体の手順は以下の通りです。
1)TATARAのMAGEモードで,カップの形を作る
2)カップの範囲をBitmapモードで選択し,ロックする
3)WAPPAモードでとって部分の断面を楕円形にする
4)スカルプマップファイルを保存する
5)SOMATOにスカルプマップファイルと張り込む画像を読み込む
6)範囲を指定してBAKEする
7)インワールドにアップロードする
では,始めましょう。
TATARAを起動し,FileメニューのNEW-Sphere-32x32を選択します。

MAGEタブをクリックします。

以下のマグカップを横から見た画像を下書きに読み込みます。

ViewメニューのLoad Backgroundを選択して上の画像を読み込みます。

すると編集画面は以下のように表示されます。

次回は,この下書きをもとにコントロールポイントを配置し,カップの形の原型を作ります。

このマグカップの特徴はカップの部分に段があることと,とっての部分の断面が楕円形なことです。
このテクスチャはSOMATOを使います。
全体の手順は以下の通りです。
1)TATARAのMAGEモードで,カップの形を作る
2)カップの範囲をBitmapモードで選択し,ロックする
3)WAPPAモードでとって部分の断面を楕円形にする
4)スカルプマップファイルを保存する
5)SOMATOにスカルプマップファイルと張り込む画像を読み込む
6)範囲を指定してBAKEする
7)インワールドにアップロードする
では,始めましょう。
TATARAを起動し,FileメニューのNEW-Sphere-32x32を選択します。

MAGEタブをクリックします。

以下のマグカップを横から見た画像を下書きに読み込みます。

ViewメニューのLoad Backgroundを選択して上の画像を読み込みます。

すると編集画面は以下のように表示されます。

次回は,この下書きをもとにコントロールポイントを配置し,カップの形の原型を作ります。
Posted by Yuzuru Jewell at
08:35
│T12 マグカップを作る
2009年05月27日
マグカップを作る その2 MAGEで全体の形を作る
以下のようなマグカップを作っています。

今回はMAGEで形を作ります。
中央上部のコントロールポイントを以下のようにマグカップの底に配置します。

Level of DetailをMiddleに設定しているので,灰色の円で表示されたコントロールポイントは自動的に再配置されます。
以下の図のようにカップの縁のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにカップの外側の段差のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにカップの底を構成するコントロールポイントを配置します。

黒色の四角のコントロールポイントは完全に重ね合わせてください。
以下の図のようにマグカップのハンドルの下端を構成するコントロールポイントを配置します。

赤色の四角のコントロールポイントは完全に重ね合わせてください。
このような配置にすると,マグカップの底からハンドルまでの継ぎ目は見ません。
以下の図のようにマグカップのハンドルの下半分の内側のコントロールポイントを配置します。

左右のペアが逆になると内側が外になってしまいますのでプレビューを見ながら注意深く配置してください。
以下の図のようにマグカップのハンドルの下半分の外側のコントロールポイントを配置します。

できるだけ厚みが均等になるように,ハンドルの幅が同じになるようにし,ハンドルの輪郭と断面が直角になるように配置してください。そして断面と断面がほぼ等間隔に配置してください。
以下の図のようにマグカップのハンドルの上半分の外側のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにマグカップのハンドルの上半分の内側のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにマグカップのハンドルの上端のコントロールポイントを配置します。

プレビューは以下の図のようになります。

カップの全体の形ができました。
次回は,カップのハンドルが丸い断面なので,この断面をWAPPAで楕円にします。

今回はMAGEで形を作ります。
中央上部のコントロールポイントを以下のようにマグカップの底に配置します。

Level of DetailをMiddleに設定しているので,灰色の円で表示されたコントロールポイントは自動的に再配置されます。
以下の図のようにカップの縁のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにカップの外側の段差のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにカップの底を構成するコントロールポイントを配置します。

黒色の四角のコントロールポイントは完全に重ね合わせてください。
以下の図のようにマグカップのハンドルの下端を構成するコントロールポイントを配置します。

赤色の四角のコントロールポイントは完全に重ね合わせてください。
このような配置にすると,マグカップの底からハンドルまでの継ぎ目は見ません。
以下の図のようにマグカップのハンドルの下半分の内側のコントロールポイントを配置します。

左右のペアが逆になると内側が外になってしまいますのでプレビューを見ながら注意深く配置してください。
以下の図のようにマグカップのハンドルの下半分の外側のコントロールポイントを配置します。

できるだけ厚みが均等になるように,ハンドルの幅が同じになるようにし,ハンドルの輪郭と断面が直角になるように配置してください。そして断面と断面がほぼ等間隔に配置してください。
以下の図のようにマグカップのハンドルの上半分の外側のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにマグカップのハンドルの上半分の内側のコントロールポイントを配置します。

以下の図のようにマグカップのハンドルの上端のコントロールポイントを配置します。

プレビューは以下の図のようになります。

カップの全体の形ができました。
次回は,カップのハンドルが丸い断面なので,この断面をWAPPAで楕円にします。
Posted by Yuzuru Jewell at
08:35
│T12 マグカップを作る
2009年05月28日
マグカップを作る その3 カップのハンドルを楕円に
以下のようなマグカップを作っています。

前回でマグカップの全体の形ができました。今回はマグカップのハンドルの断面を楕円にします。
マグカップのカップとハンドルの境界を探します。
ハンドルの下端に重ねて配置された赤い四角のコントロールポイントをクリックして選択します。

Bitmapタブをクリックします。

下図のように選択されたコントロールポイントの上側がマグカップのカップの部分で,それより下がマグカップのハンドルの部分です。

選択されているコントロールポイントより上のエリアをドラッグして選択します。

するとプレビューは以下のようにカップの部分が選択されていることがわかります。

このエリアがカップの部分であることが確認できます。
EditメニューのLock/UnlockのLockを選択して,選択されたコントロールポイントをロックします。

プレビューでは選択されたコントロールポイントが水色で縁取られて,ロックされていることを示しています。

WAPPAタブをクリックします。

編集画面の左下の3つのボタンを見てください。断面”40”が表示されています。

”>”ボタンをクリックして,断面”90”を表示します。

下図のように表示されている丸い断面を構成するコントロールポイントを全て選択します。

下図のように選択範囲の上中央のコントロールポイントをドラッグして拡大します。

下図のように選択範囲の下中央のコントロールポイントをドラッグして,中央が青い線の上に配置されるように拡大します。

すると断面は以下の図のように左右対称の形になります。

プレビューを確認すると以下の図のようにハンドル部分だけが楕円の断面になったことがわかります。

ViewメニューのLevel of DetailをNearに変更して,近くで見ても形が変わらないかを確認します。

下図のように近くても形が変わらないことがわかります。

FileメニューのSetupを選択して保存設定を確認します。

TGA Save Sizeは64x64を選択してください。
Copy Protection by transparentにチェックをしてください。

FileメニューのSaveを選択してファイルを保存します。

スカルプマップファイルであることがファイル名でわかるように_spをファイル名の最後に追加することを勧めます。
次回は,保存したカップにマークを入れます。

前回でマグカップの全体の形ができました。今回はマグカップのハンドルの断面を楕円にします。
マグカップのカップとハンドルの境界を探します。
ハンドルの下端に重ねて配置された赤い四角のコントロールポイントをクリックして選択します。

Bitmapタブをクリックします。

下図のように選択されたコントロールポイントの上側がマグカップのカップの部分で,それより下がマグカップのハンドルの部分です。

選択されているコントロールポイントより上のエリアをドラッグして選択します。

するとプレビューは以下のようにカップの部分が選択されていることがわかります。

このエリアがカップの部分であることが確認できます。
EditメニューのLock/UnlockのLockを選択して,選択されたコントロールポイントをロックします。

プレビューでは選択されたコントロールポイントが水色で縁取られて,ロックされていることを示しています。

WAPPAタブをクリックします。

編集画面の左下の3つのボタンを見てください。断面”40”が表示されています。

”>”ボタンをクリックして,断面”90”を表示します。

下図のように表示されている丸い断面を構成するコントロールポイントを全て選択します。

下図のように選択範囲の上中央のコントロールポイントをドラッグして拡大します。

下図のように選択範囲の下中央のコントロールポイントをドラッグして,中央が青い線の上に配置されるように拡大します。

すると断面は以下の図のように左右対称の形になります。

プレビューを確認すると以下の図のようにハンドル部分だけが楕円の断面になったことがわかります。

ViewメニューのLevel of DetailをNearに変更して,近くで見ても形が変わらないかを確認します。

下図のように近くても形が変わらないことがわかります。

FileメニューのSetupを選択して保存設定を確認します。

TGA Save Sizeは64x64を選択してください。
Copy Protection by transparentにチェックをしてください。

FileメニューのSaveを選択してファイルを保存します。

スカルプマップファイルであることがファイル名でわかるように_spをファイル名の最後に追加することを勧めます。
次回は,保存したカップにマークを入れます。
Posted by Yuzuru Jewell at
08:35
│T12 マグカップを作る
2009年05月29日
マグカップを作る その4 カップにマークを!
以下のようなマグカップを作っています。

前回までで形ができましたので,マグカップにマークを入れます。
SOMATOを起動して,FileメニューのLoad Sculpt/OBJを選択し,TATARAで保存したスカルプマップファイルを読み込みます。

TextureメニューのMeshのチェックを外します。

すると,以下のようにプレビューに真っ白なマグカップが表示されます。

このカップに以下の画像を貼り付けましょう。サイズや縦横比は自由です。

SourceメニューのLoadを選択し,このイメージを読み込みます。

すると,以下のように右側のペインにイメージが表示されます。

マグカップが上のように表示されないときには,”4”ボタンをクリックしてください。
イメージの右下のコントロールポイントをドラッグしてイメージのサイズを縮小します。

イメージの中央をドラッグして,イメージを貼り付けたい位置に移動させます。

BAKEボタンをクリックします。

以下のようにイメージが投影されました。

SOMATOはスカルプのメッシュや段差を計算してイメージを投影します。
さらに,イメージを回転させて投影したいときには,読み込んだオブジェクトを回転させます。
TextureメニューのShow Object Rotate Paneをチェックします。

するとプレビューペインの上にObject Rotate Paneが表示されます。

例えば,Yのトラックバーをドラッグすると,カップが回転します。

この機能を使って,スカルプのイメージが投影される面をコントロールすることができます。
SOMATOはテクスチャに影をつけることができますので,以下の図のようにパラメータを設定し,Shadowボタンをクリックします。光はプレビューのカメラの位置からオブジェクトに当てられます。

すると,以下のように影がつきました。

保存されたスカルプマップをTATARAに再び読み込んで,EditメニューのMaximizeを選択し,スカルプが利用できる空間最大になるようにします。

次回は,テクスチャとスカルプマップファイルをインワールドにアップロードしましょう。

前回までで形ができましたので,マグカップにマークを入れます。
SOMATOを起動して,FileメニューのLoad Sculpt/OBJを選択し,TATARAで保存したスカルプマップファイルを読み込みます。

TextureメニューのMeshのチェックを外します。

すると,以下のようにプレビューに真っ白なマグカップが表示されます。

このカップに以下の画像を貼り付けましょう。サイズや縦横比は自由です。

SourceメニューのLoadを選択し,このイメージを読み込みます。

すると,以下のように右側のペインにイメージが表示されます。

マグカップが上のように表示されないときには,”4”ボタンをクリックしてください。
イメージの右下のコントロールポイントをドラッグしてイメージのサイズを縮小します。

イメージの中央をドラッグして,イメージを貼り付けたい位置に移動させます。

BAKEボタンをクリックします。

以下のようにイメージが投影されました。

SOMATOはスカルプのメッシュや段差を計算してイメージを投影します。
さらに,イメージを回転させて投影したいときには,読み込んだオブジェクトを回転させます。
TextureメニューのShow Object Rotate Paneをチェックします。

するとプレビューペインの上にObject Rotate Paneが表示されます。

例えば,Yのトラックバーをドラッグすると,カップが回転します。

この機能を使って,スカルプのイメージが投影される面をコントロールすることができます。
SOMATOはテクスチャに影をつけることができますので,以下の図のようにパラメータを設定し,Shadowボタンをクリックします。光はプレビューのカメラの位置からオブジェクトに当てられます。

すると,以下のように影がつきました。

保存されたスカルプマップをTATARAに再び読み込んで,EditメニューのMaximizeを選択し,スカルプが利用できる空間最大になるようにします。

次回は,テクスチャとスカルプマップファイルをインワールドにアップロードしましょう。
Posted by Yuzuru Jewell at
08:35
│T12 マグカップを作る
2009年05月30日
マグカップを作る その5 インワールドへ
以下のようなマグカップを作っています。

インワールドにアップロードしましょう。スカルプトマップファイルをアップロードするときには,必ずFileメニューのUpload Imageを使います。

そしてプレビューで確認し,Use lossless complessionをチェックします。

形が上下逆さまになりますので,回転させてテクスチャを適用してください。
マグカップが完成しました。

毎週土曜日の深夜23:30よりNagasaki Cityでチュートリアルのライブ放送をしています。今週はマグカップを作る予定です。
リクエストもお待ちしていますので,ぜひお越し下さい。

インワールドにアップロードしましょう。スカルプトマップファイルをアップロードするときには,必ずFileメニューのUpload Imageを使います。

そしてプレビューで確認し,Use lossless complessionをチェックします。

形が上下逆さまになりますので,回転させてテクスチャを適用してください。
マグカップが完成しました。

毎週土曜日の深夜23:30よりNagasaki Cityでチュートリアルのライブ放送をしています。今週はマグカップを作る予定です。
リクエストもお待ちしていますので,ぜひお越し下さい。
Posted by Yuzuru Jewell at
08:35
│T12 マグカップを作る