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2009年05月19日
木を作る その1 しくみと手順
TATARAで4つのパネルから構成される以下のような木を作ります。

まず円筒をつぶしてパネルの形を作り,以下のように4つのパネルが縦に並んだ構造をしています。

そして,3枚のパネルを以下のように重ね合わせます。

そしてパネルとパネルの継ぎ目を回転軸として隠します。

すると,全画面を使ったパネルが4枚重なった形になります。

そして,3枚のパネルを回転させてどの方から見ても木のテクスチャが見えるパネルを作ることができます。
そこで,遠くから見ても形が崩れにくい木を作りましょう。
以下の手順で木を作ります。
1)TOKOROTENモードで円柱をつぶしパネルを作る。
2)ROKUROモードで,1枚目のパネルを作る。
3)Bitmapモードで1枚目のパネルをコピーし,残りの3枚のパネルを作る。
4)ROKUROモードで一番下のコントロールポイントを調整する。
5)Bitmapモードで1番上のパネルを選択し,TSUCHIモードで回転させる。
6)Bitmapモードで2番目のパネルを選択し,TSUCHIモードで回転させる。
7)Bitmapモードで3番目のパネルを選択し,TSUCHIモードで回転させる。
8)作成したスカルプテッドプリムで利用するテクスチャを作る。
9)インワールドにアップロードする。
※5)~7)は同じ作業です
このパネルの作り方をマスターすると,幹の部分をMAGEで作り葉の部分をこのパネルで作った2プリムの木を簡単に作ることができるでしょう。
次回から実際の作業に入ります。

まず円筒をつぶしてパネルの形を作り,以下のように4つのパネルが縦に並んだ構造をしています。

そして,3枚のパネルを以下のように重ね合わせます。

そしてパネルとパネルの継ぎ目を回転軸として隠します。

すると,全画面を使ったパネルが4枚重なった形になります。

そして,3枚のパネルを回転させてどの方から見ても木のテクスチャが見えるパネルを作ることができます。
そこで,遠くから見ても形が崩れにくい木を作りましょう。
以下の手順で木を作ります。
1)TOKOROTENモードで円柱をつぶしパネルを作る。
2)ROKUROモードで,1枚目のパネルを作る。
3)Bitmapモードで1枚目のパネルをコピーし,残りの3枚のパネルを作る。
4)ROKUROモードで一番下のコントロールポイントを調整する。
5)Bitmapモードで1番上のパネルを選択し,TSUCHIモードで回転させる。
6)Bitmapモードで2番目のパネルを選択し,TSUCHIモードで回転させる。
7)Bitmapモードで3番目のパネルを選択し,TSUCHIモードで回転させる。
8)作成したスカルプテッドプリムで利用するテクスチャを作る。
9)インワールドにアップロードする。
※5)~7)は同じ作業です
このパネルの作り方をマスターすると,幹の部分をMAGEで作り葉の部分をこのパネルで作った2プリムの木を簡単に作ることができるでしょう。
次回から実際の作業に入ります。
2009年05月20日
木を作る その2 パネルにして一枚目を作る
1プリムで4つのパネルを作り,それらから構成される以下のような木を作っています。

TATARAを起動し,FileメニューのNew-Sphere-16x64を選択します。

遠くから見ても壊れにくい形を編集するためにViewメニューのLevel of DetailをFarにします。

表示に関係ないコントロールポイントは自動的にリマップされます。
TOKOROTENタブを選択します。

断面の編集が容易な41に変更するため編集画面の左下の>ボタンをクリックします。

編集画面の左下のボタンの表示が41になっていることを確認して,上と下のコントロールポイントをそれぞれ中央に移動します。

他のコントロールポイントは自動的にリマップされ,以下のようなパネルができます。

プレビューは以下のようになります。

ROKUROタブを選択し,一番上のパネルを作ります。

一番上のコントロールポイントを,上端まで移動します。

下図のように青色のコントロールポイントを右上端に移動します。

下図のように紫色のコントロールポイントを右下端に移動します。

下図のように青色のコントロールポイントを下中央に移動します。

下図のように赤色のコントロールポイントを上中央に移動します。

これで一枚目のパネルができました。この作業を繰り返しても他の3枚のパネルを作ることができますが,Bitmapタブで残り3枚をコピーで作ります。

TATARAを起動し,FileメニューのNew-Sphere-16x64を選択します。

遠くから見ても壊れにくい形を編集するためにViewメニューのLevel of DetailをFarにします。

表示に関係ないコントロールポイントは自動的にリマップされます。
TOKOROTENタブを選択します。

断面の編集が容易な41に変更するため編集画面の左下の>ボタンをクリックします。

編集画面の左下のボタンの表示が41になっていることを確認して,上と下のコントロールポイントをそれぞれ中央に移動します。

他のコントロールポイントは自動的にリマップされ,以下のようなパネルができます。

プレビューは以下のようになります。

ROKUROタブを選択し,一番上のパネルを作ります。

一番上のコントロールポイントを,上端まで移動します。

下図のように青色のコントロールポイントを右上端に移動します。

下図のように紫色のコントロールポイントを右下端に移動します。

下図のように青色のコントロールポイントを下中央に移動します。

下図のように赤色のコントロールポイントを上中央に移動します。

これで一枚目のパネルができました。この作業を繰り返しても他の3枚のパネルを作ることができますが,Bitmapタブで残り3枚をコピーで作ります。
2009年05月21日
木を作る その3 残りの3枚をコピー
4つのパネルから構成される以下のような木を作っています。

前回で一枚目のパネルができました。これをBitmapタブでコピーして4枚のパネルにします。
Bitmapタブを選択します。

以下のように00-G7を選択し,CTRL+Cキーを押します。
コントロールポイントの番号の上にマウスカーソルを合わせてドラッグすると範囲指定ができます。シフトキーを押しながら範囲指定すると,その範囲の指定されていないコントロールポイントは追加で指定され,指定されているコントロールポイントは指定が解除されます。

すると選択された範囲がTATARAに記憶されます。
下図のように左から2番目の08を選択します。(左端の08ではありません!左右端がつながっているためこのようにしなくてはなりません。)

CTRL+Vキーを押すと,以下のようにコントロールポイントの座標がコピーされ,コピーされたコントロールポイントが選択された状態になります。
そして,下図のように選択されたコントロールポイントのすぐ下で左から2番目の00を選択し,CTRL+Vキーを押します。コピーされたコントロールポイントが選択された状態になります。

さらに,下図のように選択されたコントロールポイントのすぐ下で左から2番目の08を選択し,CTRL+Vキーを押します。

これで4枚のパネルができました。しかし,一番下のコントロールポイントが正しく配置されていません。
ROKUROタブを選択します。

一番下のコントロールポイントが中央下部にありますのでそれを上端まで移動します。

以下のように4枚のパネルが重なった状態になりました。

次回は,このうちの3枚を回転させます。

前回で一枚目のパネルができました。これをBitmapタブでコピーして4枚のパネルにします。
Bitmapタブを選択します。

以下のように00-G7を選択し,CTRL+Cキーを押します。
コントロールポイントの番号の上にマウスカーソルを合わせてドラッグすると範囲指定ができます。シフトキーを押しながら範囲指定すると,その範囲の指定されていないコントロールポイントは追加で指定され,指定されているコントロールポイントは指定が解除されます。

すると選択された範囲がTATARAに記憶されます。
下図のように左から2番目の08を選択します。(左端の08ではありません!左右端がつながっているためこのようにしなくてはなりません。)

CTRL+Vキーを押すと,以下のようにコントロールポイントの座標がコピーされ,コピーされたコントロールポイントが選択された状態になります。
そして,下図のように選択されたコントロールポイントのすぐ下で左から2番目の00を選択し,CTRL+Vキーを押します。コピーされたコントロールポイントが選択された状態になります。

さらに,下図のように選択されたコントロールポイントのすぐ下で左から2番目の08を選択し,CTRL+Vキーを押します。

これで4枚のパネルができました。しかし,一番下のコントロールポイントが正しく配置されていません。
ROKUROタブを選択します。

一番下のコントロールポイントが中央下部にありますのでそれを上端まで移動します。

以下のように4枚のパネルが重なった状態になりました。

次回は,このうちの3枚を回転させます。
2009年05月22日
木を作る その4 回して回して
4つのパネルから構成される以下のような木を作っています。

前回4枚のパネルが重なった形を作りました。今回はそのうちの3枚を回転させます。
4枚が完全に重なっているので,Bitmapタブ以外でコントロールポイントを選択することはできません。
ですから,Bitmapタブを選択します。

以下の図のように一枚目のパネルのうち軸の部分を含まない00-G5を選択します。

このパネルを回転させるためにTSUCHIタブをクリックします。

編集画面の左下にあるXYボタンをクリックしてパネルの上から編集します。

45度ずつ回転させるために以下のような下書きを準備しました。

ViewメニューのLoad Backgroundを選択し,この画像を背景に読み込みます。

読み込むと以下のように編集画面に表示されます。

回転させる角度が一目でわかって便利ですね。こういった下書きを使うと作業がはかどります。
1枚だけパネルが選択された状態ですから,これを回転させ下書きにあわせます。
カーソルが回転の形に変わったところでマウスをドラッグします。

以下のようになります。

Bitmapタブをクリックします。

08-GDを選択します。これは上から2番目のパネルです。

TSUCHIタブを選択します。

選択された2枚目のパネルを90度回転させます。
カーソルが回転の形に変わったところでマウスをドラッグします。

以下のようになります。

Bitmapタブを選択します。

00-G5を選択します。これは上から3番目のパネルです。

TSUCHIタブを選択します。

選択された3番目のパネルを下図のように反時計回りに45°回転させます。
カーソルが回転の形に変わったところでマウスをドラッグします。

するとプレビューは以下のように表示されます。

ViewメニューのLevel of DetailをNearにして近くでも正しく表示されるか確認します。

変化しないことが確認できました。

FileメニューのSaveで保存します。

保存サイズはSetupで確認してください。TGA Sizeは64x64にしてください。
これで形が完成しました。次回はテクスチャを作ります。

前回4枚のパネルが重なった形を作りました。今回はそのうちの3枚を回転させます。
4枚が完全に重なっているので,Bitmapタブ以外でコントロールポイントを選択することはできません。
ですから,Bitmapタブを選択します。

以下の図のように一枚目のパネルのうち軸の部分を含まない00-G5を選択します。

このパネルを回転させるためにTSUCHIタブをクリックします。

編集画面の左下にあるXYボタンをクリックしてパネルの上から編集します。

45度ずつ回転させるために以下のような下書きを準備しました。

ViewメニューのLoad Backgroundを選択し,この画像を背景に読み込みます。

読み込むと以下のように編集画面に表示されます。

回転させる角度が一目でわかって便利ですね。こういった下書きを使うと作業がはかどります。
1枚だけパネルが選択された状態ですから,これを回転させ下書きにあわせます。
カーソルが回転の形に変わったところでマウスをドラッグします。

以下のようになります。

Bitmapタブをクリックします。

08-GDを選択します。これは上から2番目のパネルです。

TSUCHIタブを選択します。

選択された2枚目のパネルを90度回転させます。
カーソルが回転の形に変わったところでマウスをドラッグします。

以下のようになります。

Bitmapタブを選択します。

00-G5を選択します。これは上から3番目のパネルです。

TSUCHIタブを選択します。

選択された3番目のパネルを下図のように反時計回りに45°回転させます。
カーソルが回転の形に変わったところでマウスをドラッグします。

するとプレビューは以下のように表示されます。

ViewメニューのLevel of DetailをNearにして近くでも正しく表示されるか確認します。

変化しないことが確認できました。

FileメニューのSaveで保存します。

保存サイズはSetupで確認してください。TGA Sizeは64x64にしてください。
これで形が完成しました。次回はテクスチャを作ります。
2009年05月23日
木を作る その5 テクスチャを作ってインワールドへ
4つのパネルから構成される以下のような木を作っています。

今回はサイズが512x1024のテクスチャを作ります。
まず,以下のような木のテクスチャが512x512のテクスチャを作ります。背景は透明にします。

そして,図のような関係になるように,テクスチャを512x1024にリサイズします。

上下の透明な部分が,プリムの一番上と一番下に配置され,パネルの上下の縁が透明になります。
ではインワールドにアップロードしましょう。
スカルプトマップファイルをアップロードするときには,必ずFileメニューのUpload Imageを使います。

そしてプレビューで確認し,Use lossless complessionをチェックします。

テクスチャもアップロードします。

そしてスカルプトマップファイルをオブジェクトに適用し,
テクスチャの設定で
Repeats Per FaceのHorizontalを2.0にします。パネルの表と裏にそれぞれ木を表示するからです
Repeats Per FaceのVerticalを8.0にします。パネルは4枚なのですが,軸の部分にも木を表示してテクスチャの透明部分を減らしています。
そしてOffsetのHorizontalを0.5にし,OffsetのHorizontalVerticalを0.25にします。

すると木が完成します。

毎週土曜日の深夜23:30よりNagasaki Cityでチュートリアルのライブ放送をしています。今週はマグカップを作る予定です。
リクエストもお待ちしていますので,ぜひお越し下さい。

今回はサイズが512x1024のテクスチャを作ります。
まず,以下のような木のテクスチャが512x512のテクスチャを作ります。背景は透明にします。

そして,図のような関係になるように,テクスチャを512x1024にリサイズします。

上下の透明な部分が,プリムの一番上と一番下に配置され,パネルの上下の縁が透明になります。
ではインワールドにアップロードしましょう。
スカルプトマップファイルをアップロードするときには,必ずFileメニューのUpload Imageを使います。

そしてプレビューで確認し,Use lossless complessionをチェックします。

テクスチャもアップロードします。

そしてスカルプトマップファイルをオブジェクトに適用し,
テクスチャの設定で
Repeats Per FaceのHorizontalを2.0にします。パネルの表と裏にそれぞれ木を表示するからです
Repeats Per FaceのVerticalを8.0にします。パネルは4枚なのですが,軸の部分にも木を表示してテクスチャの透明部分を減らしています。
そしてOffsetのHorizontalを0.5にし,OffsetのHorizontalVerticalを0.25にします。

すると木が完成します。

毎週土曜日の深夜23:30よりNagasaki Cityでチュートリアルのライブ放送をしています。今週はマグカップを作る予定です。
リクエストもお待ちしていますので,ぜひお越し下さい。